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クワイの生育現場
2011.12.13
関西の正月のおせち料理に欠かせない一品.クワイですが、皆さん、どのように生育するかご存知ですか?
11月後半の日に、クワイを作っていただいている農家さんの所にお邪魔して、今年の生育状況を尋ねてきました.
クワイは縁起物として必ず芽が2〜3㌢付いていなくてはなりません。クワイはこのようにのびた茎の先に付きます.そしてそこから再度芽を伸ばす訳です.そう、収穫時期が難しそうですね.
市場物は広島などが主流ですが奈良県でもごく少量が作られています.イノシシや鳥に食べられないように網で完全武装した畑で作ります.今年は気温が高く、他の作物と同じように生育が進んで大玉が多いようです.市場ではS、Mサイズしか取り扱いませんが大きなサイズでも味は変わりません.売り場で大きなサイズのクワイを見かけられましたら、手に取ってみてください.いろいろな料理に使えますよ.
クワイ独特の苦みのある甘さは、海老芋や里芋などとは違う関西の正月の味ですね.