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A-1散布の基本

2012.11.01

西岡です。

A-1散布の基本をお知らせします。

=注意=A-1を他の肥料、LPK液肥などと同じタンクに希釈しますと沈殿物を生じます。また、農薬と混合しますと農薬の本来の効果が少なくなります。また、A-1の使用後は容器内に入った空気を押し出してからキャップをしめて冷暗所に保存ください。A-1の液が服やコンクリートに付くと褐色に変色して取れにくくなります。

A-1にはいくつかの使用目的が有ります。

①根の発達の促進 800倍〜2000倍 特に、苗の灌水の時に前記の倍率で灌注を始めます。2〜4日おきに灌水に希釈してください。ポッド栽培ならばポッド内がすべて細根だらけになると言う経験をされている方もおられます。圃場に定植する場合も特に最初の灌水には800倍でたっぷりと、将来根が展開して行くであろう根域(深さ)まで散布してください。根が定着した事を知らせる葉つゆが出るのが2日以上早くなります。これは、胡瓜等でしたら収穫が1週間以上も早くなる事を意味しています。その後は、月に2回ぐらい10a当り1〜2リットルを根域にまわるぐらいのたっぷりの水に薄めて灌水してください。根が元気になる事でリン酸の肥効がよりアップします。灌水の量を増やす事で窒素の片効きを心配されるでしょうが、LPK液肥との併用によってリン酸等の肥料とのバランスを取りますので安心して散布ください。

②カビや菌の発生を抑えます。立ち枯れ病が発生した時は200倍を最高倍率として発生した株の周りにたっぷり散布してください。これを3日おきに2〜3回続けてください。病気で痛んだ根が復活してきます。結果、病気が治ったように成長しますが、病気の原因の菌はそのままです。週に一度、500倍〜1000倍の希釈駅で病気発生場所に灌水して根の発育を守ってください。青枯れ病も同じですが、最低2週間は200倍液の散布を3日おきに続けてください。あとは同じです。これらの病気は早期発見が大切です。多くの株が発病する前に少ない株で止めたいです。うどん粉病などの葉についたカビにも800〜2000倍で2〜4回葉面散布してください。カビが増える事を押さえる場合が有ります。

=お断り=A-1は農薬では有りません。結果としてその効果を確かめているだけです。各々、条件が違いますのですべての結果がそうなるとは確約できません。各自の責任に置いて施用ください。