リハーチンの本

中島です。

今日は本のご紹介です。

みなさんはリハーチン農法という作物の栽培方法があることをご存知でしょうか？

この技術は今から30年前に開発された、リハーチンを用いることでリン酸を植物にしっかり効かせる技術です。

植物が成長して実や種をつけるためには、それぞれの段階で必要となる栄養素が異なります。一般的に16元素が必須となっており、これらの中でＮ／Ｐ／Ｋが特に植物の成長には必要となってきます。この重要元素の中で、一番植物に与えにくいリン酸をしっかり効かせることで、より強く元気な植物を育てて・甘くて・実のしっかりした作物を育てることを基本と考えています。これらは植物の生理作用をしっかりと把握して、適切な時期に適切なバランスと量で施肥を行なうことで、植物が本来もっている力を十二分に発揮させることができます。

リン酸・リン酸の肥効を高めるリハーチン・各種栄養成分を配合したＬＰＫでリン酸をしっかり効かせることで、節間を短く丈夫にし、花芽の数を多くし、植物の成長を促進することができます。

こちらの本では、基本的な施肥設計について・リハーチンの原理・各項目でそれぞれの作物ごとにどのように施肥をするのかを紹介しております。

 

第1章　リハーチン農法のねらいと技術のしくみ

　　　1.　リハーチン農法確立の経過

　　　2.　リハーチン農法とはなにか

　　　3.　リハーチン農法と慣行農法

　　　4.　リハーチン農法の技術のしくみ

第2章　リハーチン農法の基本

　　　1.　ＬＰＫの作り方と使い方

　　　2.　リハーチン農法実施上のポイント

　　　3.　リハーチン農法を支える土つくり

　　　4.　有機物施用の問題点

　　　5.　作物での利用の基本

　　　　　　〈イネ・ムギ・ダイズ〉

　　　6.　野菜での利用の基本

　　　　　　〈果菜類・結球性葉菜類・非結球性葉菜類・根菜類〉

　　　7.　果樹での利用の基本

　　　　　　〈カンキツ類・ブドウ・りんご〉

第3章　リハーチン農法の実際

　　　　　　〈露地野菜・施設野菜・イネ・カンキツ・ブドウ・りんご〉

付録：イネの新しいとらえ方とリハーチン農法





定価：2000円