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大事なこと

2021.01.11

さて,前回の記事から1年後と言っておいてほぼ2年経ってしまいました。

長女です。

もう修士1年生の最後の方です。



自分で(誰も読んでいないであろう)この記事をたまにしたためているのはとても良い過去の振り返りになるんじゃないかなって今さっき思いました。久々に読んだらそのころの気持ちとか色々蘇ってきます。あーあの頃部活に一生懸命だったな,一生懸命すぎたな。この時はまだサマースクールの団体に馴染んでなかったな。逆に,こういうことってこの時から私言ってるんだ。など…結構面白いです。我ながら。



今日は私のサマースクールの団体での話をするそうです。1年以上前の私が言っていました。

ただ,そのころの私に伝えたい。あなたは1年後には新型コロナウイルスの影響で団体の活動も全く思い通りにいかず,かなりダメージを受けてますよ,と。

前回の私はまだちょっとした役職を持っているだけの幹部でした。自分の部下も10人くらいだったし,なんと言っても最強の相棒と一緒に仕事をしていて,今から考えても良い場所にいました。

あれから1年半。あなたはとうとうサマースクールの引退を心に決めています。2年前の記事ではバタバタするのがライフワークだとか言っているあなたが,少しだけ(ほんの少しだけ)落ち着いた生活をしようと考えています。(できるとは言っていない)

私にとって大事なことは何なのか,それを2020年4月以降たくさん考えました。就活も始めたし,自粛生活でたくさん時間もあったので,猪突猛進しか能がなかったあなたが初めてちょっとゆっくり考えざるを得ない時間ができたんです。



まずざっくりこの1年を振り返ってみると,私はまず大学院生になりました。大学院の研究生としてとりあえず自分の研究課題を何かと考える日々の始まりです。ちょっと天気にハマりすぎて,先生に本来のテーマを思い出してねって言われましたが。

そして,その新しい生活のスタートとともにやってきたのが新型コロナウイルスです。コロナはあっという間に私たちの日常と近い未来を奪っていきました。サマースクール・大学院の授業・今までの生活・他にもいっぱいやりたかったこと…あげればキリがないし,今更どうしようもできないことは十分わかっていますが,この悔しさは私の中でまだ忘れられるものではないし,しばらくは忘れてはいけないものだと思っています。

特にサマースクール。団体の副代表として私は全体を見る,活動をつつがなく行う,メンバーを守る役割となった訳ですが,そのほとんどは達成できませんでした。同じ釜の飯を食って高校生と大学生が一緒に将来ややりたいことについて考えてみるという場所を提供するサマースクールを2020年にできるわけはありませんでした。オンラインプログラムや単発イベントなど模索した活動はありましたが,良くも悪くも私は前の2年間でサマースクールを目の当たりにしてしまっているので,今年のチームのみんなにあれを味わってもらえないことがずっと心残りです。3年も同じ団体で働いて,最後は全体のしんがりとして守るのが私の役割であると思ってやってきたのに,前も後ろもわからない状態になってこれまでのような働きはできませんでした。

初年度の私のように,高校生の夢を一緒に見てみたい,一緒に探してみたいと思ってくれていた大学生たちにあの場所を提供できなかったことが本当に残念です。



残念だったことだけを書いていてもエモくなっちゃうだけなので,ちょっとまとめます。

私の中で大事なことは,①自分がこれは世間様の役に少しでも立っているのではないかと思えること,②自分が動くにあたってそれが同じ場所にいる人たちの役に立っていると感じられること,③私がその場所を愛せるかどうか,の三つなのではないかと思っています。

今まで関わってきた場所全てにおいてこの三つを満たしたところにやりがいを感じて,大切なものを見つけて,やってきました。私は大きな夢を語れる人ではないし,素晴らしいアイデアを思いつけるわけでもありません。ただ,私は自分がちゃんと関わろうと思った場所で自分ができる最大を発揮できる自信があります。

こんな感じで就活もやってます。



つまり,私は今年のサマースクール内での自分の活動に対して本当に自信を揺らがされたのです。去年よりも自分が勝手にできる環境にいたし,去年くらい最強だと思えるチームメンバーと一緒に働いていたはずなのに。そしてそれが揺らいだ時,安定感の塊と言われる私がどこかに言ってしまうこともわかりました。助けも求められないほどに自分の中に初めて弱さを感じました。2020年やれることは全部やったと思います。前向きなメンバーに助けられ,同じように何かが崩れてしまったメンバーと支え合いながら,どうにか。だから見ようによっては今の私は今までより数倍強いかもしれません。とてつもない逆境の中でもどうにか立っていられる程度には。

でも,私はまだこの悔しさや悲しさから前を向くつもりはありません。消化しようとも思っていません。しばらく抱えていきます。ここまで意地みたいになっている理由もまだよくわかっていません。とにかくまだ今じゃないみたいです。

サマースクールから足は洗いますし,就活や研究ややらなくてはいけないことはまだまだあるのでそれはやってきますが。



私の現状はこんな感じです。大体何があっても能天気なのですが,案外今はそこまでお気楽じゃないです笑。



最後ですが,2020年あったよかったことも書いておこうかな。今後の私が読んだときにちょっと楽しい気持ちで読み終えられるように。

その一,過去最高に妹一緒に過ごしました。一人暮らしを始めてからそんな長いこといることなかったし,なんなら小学校以降何日もずっと一緒に過ごしたのはいつぶりか…という感じです。向こうにとっても激動の1年だったけど,それをなんかとにかく一緒に過ごしながらやってこれたのが,2020年私が元気に生きられた理由ですね。色々アホみたいなことも真剣なことも話したけど,とりあえず楽しかったわ。無理矢理だったけど一緒に働くことができたのもよかった。私にとっては。私の色々を発見してくれたし誰よりも認めてくれたし,とりあえずよぉ頑張ってるなぁって言ってくれるのに助けられました。

その二,嵐のファンになりました。さっきまで最後のライブの再配信をみてました。2019年くらいからなんとなく,めちゃくちゃに忙しい時には嵐の動画とか暇な時間に見て癒されてたけど,今年に入ってそれが本格化しました。自粛中は心が荒れたらずっと見てた,それでああこれはファンなんじゃねってなってファンクラブまで入ってしまいました。さっきの再配信でなんで好きになったんかなーと考えていましたが,多分チームとしてのあり方とか見せ方,仕事に対する姿勢などに自分の理想を重ね合わせてたんじゃないかなって思います。なおかつそれを楽しんでいる姿にも。舞台の上の世界にずっと興味を持ってきた者としても,あんな風に輝いて,個の主張を表現するあの場所でチームであることにこだわり,それを全力で楽しんでいる姿は純粋に憧れられる存在だなと思います。そこに行けない(行けるわけがないけど)のが悔しく感じるくらい,感激してます。そして,このコロナ禍で多大なる悔しさを感じているのも嵐のはずって思って,それでも色々試みて試みて演出して魅せてくる姿には勝手に自分を重ね合わせて,なんとも言えない気持ちになってました。マイルドめなファンだから,あぁそのうち一回くらい再開してほしいなっていうくらいにしか思ってないけど,今も残してくれた音楽や姿には元気をもらってるし,今後ももらい続けると思います。



以上,現状はこんな感じです。いつか嵐みたいなチームで自分が働けることを目指して,今は焦りすぎずにできることだけちょこちょこやっていきます。

最後方向性おかしくなってしまいましたが,今日はここまで!